豊田自動織機、トランコム／物流ソリューション事業で事業提携

(株)豊田自動織機とトランコム(株)は２月２６日、物流ソリューション事業の成長をねらいに事業提携、資本提携し、合弁会社を設立する。
豊田自動織機は、物流機器の事業経験、ものづくりで培った生産・物流ノウハウを活かして、物流の企画、物流センター運営をはじめとする顧客の物流全般を一括請負する物流ソリューション事業の展開をはかっている。
一方、トランコムは、物流業界の中でいち早くハードウェア重視のビジネスモデルからの脱却を図り、ソフトを重視した物流ソリューション事業に注力、着実に顧客基盤を拡大させている。
豊田自動織機の強みである顧客の物流全般に対するソリューション提案力、現場作業の効率化ノウハウと、トランコムの高い情報システム力や物流センター運営能力は互いに高い補完関係にあり、事業提携を通じて両社はそれぞれの物流ソリューション事業の成長をさらに加速させる計画。
新規顧客の開拓ならびに獲得した案件の物流企画・マネジメントの実施する合弁会社を平成15 年4 月を目処に設立し、豊田自動織機は、ラネット(株)および(株)アイコーより、トランコム株式をそれぞれ65万株および40万株（合計105万株）を譲り受ける株式譲渡契約を締結した。