デンソー／中国における統括会社の設立

(株)デンソーは、北京市内に中国における統括会社「電装（中国）投資有限公司」を設立した。
中国には、カーエアコンや電装品等を生産する６つの生産拠点があり、これら６社のデンソー出資持分について２００３年度内を目処に順次新会社へ移していく。
新会社は中国事業を一元的に管理する統括会社として、まず営業機能を集約・強化し、拡販を実現する体制を確立し、３年後を目処に経理・情報システム・物流等管理機能を集約し、効率的な事業運営の出来る体制を構築する。
中国における自動車生産台数は、２００２年の３２５万台から２０１０年には２倍以上に拡大し、アメリカ、日本に次ぐ自動車生産国として飛躍的な成長が見込まれている。
この拡大する中国市場において日系・欧米系カーメーカの事業展開は急加速しており、デンソーとしても中国における販売・供給体制の強化が急務となった。
新会社の概要
社名：電装（中国）投資有限公司
会社設立：２００３年２月２４日
所在地：中華人民共和国北京市朝陽区（北京市中心部から約７ｋｍ）
（現 北京事務所オフィス内）
資本金：３０００万ＵＳドル（約３６億円）
出資比率：デンソー　１００％
社長：山田 昇（現 天津事務所首席代表）
従業員数：約９０人（２００５年計画）