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コクヨ/中国・オフィス家具メーカーと業務提携、生産・販売強化

2003年04月27日/未分類

コクヨ(株)は、中国におけるスチール家具メーカー中国震旦家具有限公司(以下:オーロラ社)と業務提携を行い、中国市場において2003年4月から、コクヨの中高級クラスの事務用回転イスを販売するとともに、同時に日本国内向けのスチールデスクの生産を委託する。
中国におけるオフィス家具市場はまだ黎明期と考えられ、これまでは、生産拠点として考えられてた。コクヨでも、2002年から日本向け低価格帯の事務用回転イスの一部を生産委託してたが、中国市場での販売は、ほとんど実績はなかった。
コクヨにとっては、日本国内のオフィス家具市場の成熟と中国の高い経済成長率を考えると、今後、市場としての魅力度は大きいとはいうものの、短期間で進出・展開するにはコクヨ単独では無理があった。そこで、中国国内に176ヵ所の直営営業拠点(76ヵ所の事務所、100ヵ所の営業所)を持ち、物流網、ユーザー納品体制の整ったオーロラ社は、中国におけるオフィス関連市場でNo.1の販売力を誇る。
 
オーロラ社は、オーロラグループ(本社;台北市、CEO;Mr. Victor Chen)の中でオフィス家具の製造販売を行っており、コクヨと提携することで、スチール家具の生産品質の向上が期待できると共に、コクヨ製品を取り扱うことでラインナップが拡充すること、また、日系企業攻略の糸口がつかみやすくなるなどのメリットがあった。
今回、両社の考えが一致し、昨年12月には生産・販売に関する覚書を締結し、準備を進めてきた。すでに北京や上海など10ヵ所のオーロラ社のショールームにコクヨの主力商品であるオフィスチェアー「トレンザ」や「エクサージュ」のサンプル展示も決まっている。
当面、上海を中心とした日系・外資系の企業を主なターゲットとしてオーロラ社が販売を手がけ、2005年度には、約30億円の売上を計画。将来は、オーロラ社の直営販売網を用いて広範囲なマーケティングが期待でき、2010年には中国国内での販売金額100億円を目指す。
コクヨは日本国内向けの普及品クラスのスチールデスクを中心にオーロラ社に生産を委託する計画で、取り扱い高は3年後には10億円程度になると見込んでいる。
 

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