ゼッタテクノロジー(株)は、今春より稼動した厚生労働省の電子申請・届出システムの電子帳票ソフトウェアとして、同社の電子帳票開発ツール「Adam-Entry」が採用されたことを発表した。
厚生労働省 電子申請・届出システムは、「e-Japan構想」の下に策定された、「厚生労働省の行政手続等の電子化推進アクション・プラン」に基づき開発された、申請・届出等手続のオンライン化を行うシステムで、平成15年3月24日より正式に運用開始した。
この電子申請・届出システムでは、厚生労働省本省や、地方厚生局、都道府県労働局、労働基準監督署、 公共職業安定所、社会保険事務所などに対する申請・届出等手続きのうち、平成14年度に1,965手続のうち410手続が、平成15年度では残りの手続のうち1,486手続について、従来の書面による手続きに加えてインターネットを使ったオンラインによる申請が可能となる予定で、これにより、将来365日24時間、自宅や会社から場所・時間の制約なく利用することができ国民の利便性向上と行政手続の効率化が実現される。
ゼッタテクノロジーの電子帳票開発ツール「Adam-Entry」は、この電子申請・届出システムの電子帳票ソフトウェアとして採用され、申請者である国民・企業のみならず、審査を行う厚生労働省本省及び厚生労働省所管の各局の職員に利用されることになる。
電子帳票開発ツール「Adam-Entry」は、紙の帳票のイメージ・使い勝手を損なうことなく容易に電子帳票化することが可能で、さらにWord/Excel/PDFといった他の電子フォーマットやスキャナから既存の帳票を読み込み、自動的に「Adam-Entry」形式の電子帳票へと変換が行えるため、他の電子帳票(電子フォーム)ツールと比べ、高品質かつ、非常に高い生産性を提供するもの。
また、純国産ツールであり、中央省庁のシステムへの採用実績もある「Adam-Entry」は、海外製品が不得意とする、縦書き文章や豊富な罫線表現をサポートしている。
これらの特徴/機能優位性により、電子政府・電子自治体実現にあたり、非常に多くの既存の紙帳票を電子化する際の大きなコスト的、スケジュール的な課題を解決する最適な電子帳票開発ツールとして、厚生労働省 電子申請・届出システムに採用され、今回システムインテグレータとして開発を行った日本ユニシス(株)と共同で、ツールの更なる最適化を図ってきた。
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ゼッタテクノロジー/「Adam-Entry」を厚生労働省の電子申請・届出システムに提供
2003年05月01日/未分類
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