鈴与(株)は、DC(Distribution Center)拡販の具体的な取り組みとして、静岡県富士市に県下最大級の規模となる「比奈物流センター」を設置した。
同社の今期重点項目に“コアビジネスとしてのDC事業の確立”が掲げており、各地域において営業の拡大を強化している。昨年9月1日には、DC事業を強力に推進する部門として、「DC運営部」「ロジスティクス推進部」「3PL推進部(注)」を新設している。
それに伴い、地域により一層特化し、名実ともに信頼される経営基盤作りと事業拡大を行い、フルメニューのサービスを提供できる体制作りに力を入れており、比奈物流センターは、保管だけでなく流通加工および配送など一連の物流サービスを提供するDCを目指し、富士地区での顧客獲得を強化するとともに、関東圏へも営業を広げていく。
また、独自で開発した、入出庫、在庫、流通加工、配送を一元管理するシステムやインターネットサイト上で在庫、入出荷状況等の情報を提供するシステムを活用することより、顧客の要望に合わせてきめ細かいサービスを提供していく。
現在富士地区には富士物流センターおよび鈴川物流センターを保有しており、比奈物流センターを含め、商品形態、保管形態、業務形態に合わせて適材倉庫を決定し、顧客ニーズに対応する。
同社は、静岡県内に64の倉庫(約34万㎡)を保有しているが、比奈物流センターに加え中遠・榛原地区にも大型DCを設置し、今年7月の本格稼働を目指している。これにより、静岡県内に約42万㎡もの倉庫を保有することになり、東部から西部まで全県をカバーする体制をより一層強化し、3年後を目標に、静岡県内だけでなく首都圏および大都市圏でDC事業者としての地位を確立していく。
比奈物流センターの概要
住所: 静岡県富士市比奈字片田490番1外10筆
倉庫面積: 約33,000㎡(各8,250㎡の倉庫4棟)
敷地面積: 約73,000㎡
構造: 鉄骨造平屋
営業開始: 平成15年5月1日より一部(11,500㎡)稼働
本格稼働は補修工事完了後、8月頃の予定
ロケーション: バイパス(国道1号線)の富士東インターから約500m
東名富士インターから約5km
特徴
1. 東名高速道路、国道1号線からのアクセスが非常に良い。
2. 点在している荷物を1ヶ所に集約し、合理化が図れる。
3. 24時間運営が可能な大型DC要件を備えている。
4. 当社物流管理システムであるである「CARGO MASTER」および「SUZUYO INVENTORY INFORMATION SYSTEM(SIIS)」を使用し、入荷、検品作業、保管、流通加工、ピッキング、荷揃え、出荷検品、配送を顧客に代わって一貫して行うことが可能。
物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信
鈴与/富士市に「比奈物流センター」新設
2003年05月04日/未分類
未分類に関する最新ニュース
- LNEWS/2010年アクセスランキング (12月29日) 2010年12月29日 未分類
- 東洋ゴム/トラック用タイヤなど7%値上げ (12月13日) 2010年12月13日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/ガソリン混入軽油販売 (12月01日) 2010年12月01日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/11月の軽油卸価格1.2円上げ (11月30日) 2010年11月30日 未分類
- ロジスティクス手帳2011/販売開始、特別価格1800円 (11月25日) 2010年11月25日 未分類
最新ニュース
- スズケン/福岡県に物流センター稼働、設備投資60億円(12月29日)
- LNEWS/2010年アクセスランキング(12月29日)
- 日本貨物航空/韓国公取委の課徴金で、ソウル高等法院に訴状提出(12月29日)
- 花王/中国・安徽省に家庭用製品の生産拠点用地取得(12月29日)
- タケエイ/倉庫を取得(12月29日)
- ドイツポストDHL/カーボン・オフセットの輸送サービスが年間10億件に(12月29日)
- 象印マホービン/国内外の物流システム再構築(12月28日)
- モリト/適正在庫のグローバル化実現へ(12月28日)