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富士通/国内全13工場で廃棄物のゼロエミッション達成

2003年05月11日/未分類

富士通(株)は、第3期富士通環境行動計画で掲げた目標を1年前倒しし、2003年3月末に、国内の全13工場においてゼロエミッションを達成した。
これは、従業員食堂の生ゴミ・浄化槽汚泥などの生活系廃棄物を含む全ての廃棄物を対象としたもので、独自の取り組みにより、100%有効利用化による埋立処分・単純焼却ゼロを実現した。
地球環境問題の解決に企業の責任と役割は大きいという認識に立ち、資源循環型社会の早期実現に向け、積極的に3R(Reduce:発生抑制、Reuse:再利用、Recycle:再資源化)活動を推進するとともに、従業員一人ひとりが主体性を持ってゴミ分別の徹底等の環境活動を進めてきた。
ゼロエミッションを従業員食堂の生ゴミ・浄化槽汚泥などの生活系廃棄物を含む全ての廃棄物の100%有効利用化による埋立処分・単純焼却ゼロと定義しております。今般、この定義に基づき、国内全13工場で生活系廃棄物を含めた全ての廃棄物のゼロエミッションを達成したもので、その特長として、大きく以下の二つが挙げられる。
[社内資源循環型有効利用の推進]
使用済みパソコンなどの廃IT機器を分別・解体し、保守部品へのリユ-ス、ならびにパソコンのマグネシウム筐体、樹脂筐体など部材のマテリアルリサイクルを実施。また、半導体製造工程で大量に発生する廃薬品は、再生装置を導入しクロ-ズドリサイクルによる循環利用を行っている。生活系廃棄物についても、食堂より排出された生ゴミや浄化槽汚泥の有機肥料化を行い、栽培用として農家へ提供するとともに、自社内の農園にて栽培用肥料として使用し、生産された野菜を従業員食堂で食材として活用している。
[3Rの強化、さらなる高度化]
半導体工場で廃棄される使用済ウェハーの太陽電池パネル基板材としての有効利用、廃IC用トレーの再利用、廃CD-ROMの再生材へのリサイクル等を推進し、近接する事業所から排出される同種の廃棄物を一度の巡回で収集車が回収する仕組みを構築し、総運搬車両数を減らすことで、収集運搬における環境負荷低減を実現。
今後は、営業拠点・海外子会社を含む富士通グル-プ全体のゼロエミッションの早期実現に向け、従来の取り組みに加え、資源循環、CO2削減を実現するための各種施策を積極的に推進することで総合的な環境負荷の低減に取り組んでいる。

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