沖電気工業／位置情報システムをセントラル警備保障へ納入

沖電気工業(株)は、セントラル警備保障(株)（以下：CSP）より位置情報システム「GPCTITM」を受注し、納入した。CSPでは本システムを利用した位置情報の商用サービス「モバイルガード」を6月1日より開始する予定で、今回が警備会社向け納入の第一号。
今回納入した「GPCTI」は、使用する位置情報端末および通信事業者を自由に選ぶことができる位置情報システムで、PCや携帯電話など利用者が望むメディアに対して位置情報を配信する。オープン技術をベースにシステム構築が可能なため、短時間に低コストでシステム構築を行うことができる。
CSPでは専用機にこだわらず市場に流通する最新機器を取り込み、低コストで最新のサービスを展開できる位置情報システムを求めた。「GPCTI」は多彩なサービスや端末、キャリアに対応し、低コストで短納期にてサービス提供が可能な点が高く評価された。
6月よりCSPが開始する位置情報サービス「モバイルガード」は、1台のGPS（全地球測位システム）端末が人・モノ・車に使用できるため、位置検出の対象にあわせて個別に専用端末を用意する必要がない。
また、業界で初めて人・モノ・車があらかじめ設定したエリアから理由もなく移動した場合に、端末自らが位置の移動を知らせる「移動異常監視サービス」を実現し、迷子や盗難などで異常な移動をした際に、予め登録している携帯電話やパソコンなどに電子メールで連絡が入るため、速やかに対応できる。