沖電気工業／三陸南地震による被害状況、宮城沖電気の操業再開

沖電気工業(株)は、5月26日に発生した三陸南地震により操業が停止していた半導体生産子会社の宮城沖電気(株)の復旧を終え、全ての工程で全面的に操業を再開する。
被害および操業の状況
宮城沖電気では5月26日夕刻の三陸南地震発生直後に全生産ラインを停止した。同日夜から正常動作の確認を行い、順次稼動を再開。6月1日から一部の工程を除きほぼ全面的に再稼動しているが、6月10日には全てのラインでフル稼働に戻る見込み。
現時点での被害は設備の損傷等による設備廃棄損、仕掛り中ウェハの廃棄に伴う資産廃棄損、操業停止に伴う損失などで約12億円の見込み。なお、地震保険により一部求償できる見込みですが求償額については現在算定中。