LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

扶桑倉庫/民事再生法を申請、負債56億円、日新グループに営業譲渡

2003年07月13日/未分類

(株)帝国データバンクの調べによると、扶桑倉庫(株)(資本金4000万円、福岡県福岡市中央区那の津3-10-2、福井淳一社長、従業員60人)は、7月7日に福岡地裁へ民事再生法を申請した。
申請代理人は萬年浩雄弁護士(福岡県福岡市中央区赤坂1-15-33、電話092-751-5006)。
同社は、1948年(昭和23年)11月に設立された普通・冷蔵倉庫、運送会社。博多港(福岡市)と門司港(北九州市)に普通・冷蔵倉庫やサイロを所有し、地元の食品会社や石油会社などを対象にして倉庫業を行う一方、通関業務や航空貨物取り次ぎ、運送を行い、福岡市中央区天神に賃貸ビルも経営し、97年10月期には年収入高約32億7000万円を計上していた。
しかし、近年は受注単価の低迷や荷動きの低下から業況ジリ貧となり、2002年同期の年収入高は約25億4600万円にまで下落、設備投資に伴う金融負担も重かったうえ、クローゼット部門(企業や個人向けの貸し倉庫)が不採算だったことから同期まで3期連続の経常赤字となっていた。
このため、このほど大手物流会社で東証1部上場の(株)日新(東京都千代田区)の子会社でエヌ・エフロジスティクス(株)(福岡市中央区、今年6月設立)に、クローゼット部門を除く全部門を営業譲渡して同社を清算する“プレ・パッケージ方式”(申請前に支援企業と提携する方式)の民事再生手続き開始を申し立てたもの。営業譲渡は10月1日を予定している。
負債は約56億9357万円が見込まれる。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース