日本郵船／東北電力向け石炭専用新造代替船 「能代丸」竣工

日本郵船(株)は東北電力(株)との専用船契約に基づき、同電力の能代火力発電所を中心に海外炭輸送に配船していた、石炭専用船「能代丸」（”NOSHIRO MARU”）をリプレースする。
リプレースする新造船は、7月11日に株式会社大島造船所にて竣工し、船名は「能代丸」を継承。船型は90 000DWT級、幅広浅喫水船の撒積船。
旧「能代丸」は、東北電力初の石炭専用船として、1993年5月に大島造船所にて竣工し、 5月に満10年を迎えた。同社は東北電力との専用船契約の延長合意に伴い、船舶も新造代替する。
なお、同社は東北電力向け専用船として「能代丸」の他、同じく90 000DWT級幅広船である「原町丸」（三菱重工長崎建造）、また、東北電力と東京電力が共同で積荷を保証する「新地丸」（三菱重工長崎建造）を運航している。
本船の概要。
全長：235.00m
全幅：43.00m
載貨重量トン数：91 439M/T
総トン数：50 464t