ダイキン工業／「環境報告書２００３」発行、全世界での輸送によるCO2排出量削減

ダイキン工業(株)は、２００２年４月から２００３年３月までの地球環境保全に対する取り組みをまとめた「環境報告書２００３」を発行した。
生産活動での売上高あたりＣＯ２排出量は２０００年度比グループ全体で９％削減、排出総量は２％削減 、環境活動のグローバル化を推進（日本、中国、アセアン、欧州、アメリカの地域ごとに環境会議を開催） している。
物流分野については、包装材使用量の削減として、空調製品の包装材使用量を、2005年度に2000年度比10％削減する目標を立て、2002年度は累計で6％削減した。
輸送によるCO2排出量については国内で、毎年前年度比3％以上（原単位）削減することを目標とし、輸送の効率化、低公害車の優先利用、モーダルシフトの拡大などに取り組み、2002年度は、前年度比4％削減した。
海外では、陸送を船舶輸送に変更し、CO2の排出を削減しており、日本やタイで生産された製品を欧州販売拠点（ベルギー）へ運ぶ際、従来は大型港（アントワープ）まで船舶輸送し、アントワープから約100ｋｍの距離をトラックで輸送していたが、2002年より、最寄港までを小型船舶での輸送に変更し、トラック輸送距離を5ｋｍとすることで、年間のCO2排出量を690トン削減した。
2003年度は、南欧州配送拠点（ミラノ）を活用し、CO2排出量2 500トン削減を目標として輸送距離の短縮を推進する。
詳しくは下記でドレスを参照。
http://www.daikin.co.jp/kankyo/pdf/p39.pdf