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久世、名糖運輸/ASP利用でモンテローザの3PL事業稼働

2003年07月31日/未分類

食品卸売業の(株)久世と名糖運輸(株)は、白木屋」「笑笑」「魚民」などの居酒屋・外食チェーン店を展開する(株)モンテローザにASP方式のWMSを導入し、3PL事業を展開している。
今回、モンテローザ直営の全国約1120店舗への冷食・チルド・備品合わせて約2 000アイテムの配送と商流管理のため、より効率的なシステムの導入が急務となり、久世が3PL事業を推進した。
モンテローザでは、3温度帯別の商品管理、賞味期限管理の徹底、1日あたりの受注・出荷明細数として約6万明細相当の物量に対しての迅速な物流業務対応が条件となっており、同時に全国レベルで、物流業務全般の効率化を実現できるシステムの導入が必要となった。
久世では、卸業務とともに食品の3PL事業を展開しており、モンテローザからの受注と各商品の仕入を担当しており、店舗への納品はすべて名糖運輸の物流センター(全国7箇所、北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州)を経由して行っている。
受注業務・保管/仕分け業務・配送業務は、久世から名糖運輸が請け負い、全国の配送センター業務をコントロールし、3温度帯管理体制、全国に渡る倉庫と配送ルートの充実、高度な物流業務を提供した。
情報システムは、モンテローザからASP方式の短期導入要請があり、(株)シーネットのWMS「LISA」を選定され、導入決定から7センター全てに導入するまで約3ヶ月というスピーディーな導入が行われた。
同システムの導入により一貫したシステムで受注から仕分けまでの業務を見直したことにより、名糖運輸はセンター業務の効率化をはかることができ、欠品や誤出荷を最小限に抑えることができた。
また、ASP方式であるためインターネットを最大限に活用したローコストオペレーション(現場システム担当者の軽減、現場システムの最小化等)も実現できている。
Web上にデータがあるというASP方式の利点を活用して、久世をはじめ各卸業者・メーカーも入出庫・在庫実績をWeb上でリアルタイムに把握できるため、商品の仕入から調達までの業務をスムーズに行え、これらの実績情報を電子データにて取得できるようにもなっているため、欠品率が下がり、商品補充もスムーズにおこなわれるようになった。

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