サトー／食品業界向け大型タッチパネル付きスタンドアロン型ラベルプリンタ新発売

（株）サトーは、食品業界向けのスタンドアロン型のラベルプリンタ(感熱・熱転写兼用)を開発し、「TASSHA」（達者＝たっしゃ）の製品名で8月1日から全国販売を開始した。
「TASSHA」は食品の生産、製造・加工、生鮮食品、小売店の店頭などさまざまな現場で使用することを想定して、ボディは抗菌仕様とし、害虫忌避加工を施すとともにJIS防滴Ⅰ型を取得している。
また感熱式専用が主流の食品業界向プリンタにあって「TASSHA」は熱転写式を兼用できることから、乾物、土産品等消費期限の長い食品にも対応できる。
「国際エネルギースタープログラム」のエネルギースターの認定を取得し、また台紙を省いた「ノンセパRラベル」に対応し、環境保全に配慮している。
「TASSHA」は、食品業界向けラベルプリンタとしてはじめて305dpiの4インチ高密度ワイドヘッドを搭載し、250㎜／秒の業界最高速印字が可能、5種類の2次元コードやリサイクルマークを標準装備しています。本体の作動は、パソコン接続なしで使用可能なスタンドアロン型。
見やすい7.2インチの大型液晶タッチパネルを採用し、ラベルのレイアウト設定や発行時の既存データの呼び出しが簡単にできます。ラベル装着はドロップイン方式、カーボンリボンはワンタッチスライド方式を採用して手軽に装着できる。
また印字方式は感熱式と熱転写式の２種類があり、カーボンリボンを使用する熱転写式のラベルは、長期保存、熱処理、耐薬品性に優れているほか、和紙やクラフト紙など感熱式では印字することができない基材にも鮮明に印字することができる。
同社は工業製品の製造工程、物流にもスタンドアローン型の需要を開拓して行く。
製品価格（税別）は「TASSHA」感熱式が680 000円、熱転写式が720 000円、ノンセパ仕様の感熱式が722 000円で、初年度の販売目標は5 000台。