サンデー、イオン／業務・資本提携

（株）サンデーとイオン（株）は、スーパーセンター事業に関し、業務と資本提携することで合意した。
東北エリアにおいては、ここ数年ホームセンター企業や食品スーパー企業が着々とスーパーセンタータイプの店舗を開設しており、今後は総合スーパー・ホームセンター・食品スーパーそしてドラッグストアとの間で熾烈な競争が起こるものと予想されている。
サンデーは、１９９５年には株式をジャスダックに店頭公開し、現在、青森県を拠点に岩手県や秋田県など東北エリアにおいてホームセンター４５店舗を展開、青森・秋田・岩手県では、最大のホームセンター企業として、順調に業容を拡大している。
イオンは、現在東北エリアにおいて、総合スーパー「ジャスコ」を４５店舗、食品スーパー「マックスバリュ」を１６店舗、また子会社である「マックスバリュ東北（株）」が「マックスバリュ」などを９６店舗展開している。
両社の提携は、イオンがスーパーセンターを２１世紀の成長業態と位置付け、来期以降東北エリアにおいて出店を加速させるため、地域のマーチャンダイジングおよびマーケティングに経験豊富なサンデーとともに、地域の顧客ニーズにマッチした次代を担う新業態「スーパーセンター」をつくることを主たる狙いとしたもの。
今後、サンデーはイオンのグループ各社とも幅広い分野で積極的に交流を行っていく。
提携の骨子
（１）業務提携
㈱サンデーは、イオン㈱の東北エリアにおけるスーパーセンター事業の展開について、以下の事項について協力する。
＜提携の内容＞
1.スーパーセンター事業展開に必要な人材の出向
2. 〃適した商品の品揃え計画
3.〃関する店舗及び本部オペレーションの構築
4.販売促進策を含む店舗の営業上の諸施策
5.その他スーパーセンターの事業展開に関する業務
なお、両社は、別途下記のような共同取組みについて協議し、推進する。
1.商品の共同取組み
2.東北エリアにおける物流網の共同利用
3.ベストプラクティスの情報交換
4.東北エリアにおける店舗開発情報の交換
5.店舗開発の什器材、消耗資材類の共同調達
6.クレジットカード及び商品券等の共同利用
（２）資本提携
両社は相互の信頼関係構築のため、イオンは提携後１ヶ月以内を目途にサンデーの発行済株式総数の２０％を取得し、同率の筆頭株主となる。
（３）役員の就任及び人事交流
1.両社は、業務提携を円滑に進めるために2004 年5 月の株主総会以降、イオンよりサンデーの非常勤取締役及び非常勤監査役を派遣する。
2.両社は、スーパーセンター事業の展開に必要な社員を相互に出向及び研修させる。