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同和鉱業、住友金属鉱山/製造拠点を集約

2003年08月21日/未分類

同和鉱業(株)は、岡山工場における硫酸および関連製品の製造を本年10月末までに休止し、住友金属鉱山(株)東予工場へ生産集約を行う。
同社と住友金属鉱山は硫酸事業について生産・物流・販売面で効率化をはかる目的で2002年12月に事業提携を行った。
提携の第一段階として、両社で(株)アシッズを設立し、2003年4月より営業をスタートさせ、物流・販売面での効率化を実施してきた。
今回提携による効果をさらに加速させるため、同社の岡山工場における硫酸製造を休止し、住友金属鉱山・東予工場に集約することで生産面においても効率化を進めることにした。
岡山工場では硫黄焙焼により年間約17万トンの硫酸を製造していたが、今後は住友金属鉱山・東予工場の銅製錬の工程から作られる硫酸に切り替わることになる。
この原料切り替えによるコスト削減に加えて、採算の悪い輸出量の大幅な削減、物流コストの削減などで両社あわせて年間10億円程度の効果を見込んでいる。
なお、岡山工場は硫酸の中継基地として活用するとともに、東予工場のバックアッププラントとして、設備を維持する。
今後、同社と住友金属鉱山は、秋田製錬(株)、小坂製錬(株)、小名浜製錬(株)に住友金属鉱山・東予工場と住友金属鉱山・播磨事業所を加えた5製錬所を主な製造拠点として、硫酸事業の強化に努める。

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