ミノルタ／中国に調達会社を設立

コニカミノルタグループのミノルタ（株）は、情報機器の中国生産工場への部品調達および設計技術支援を目的とした「美能達諮詢有限公司」を設立した。
同社は、中国石龍に情報機器の生産拠点を有しており、この石龍工場への部品調達および上海地区での進料加工支援については、従来香港に本社を持つミノルタインダストリーズ(HK)リミテッドがおよび上海に駐在員事務所を設け、ここでおこなってきた。
しかし、駐在員事務所の業務範囲は、中国の法令で取引先との連絡業務および市場情報の収集・調査に限定されており、中国に軸足を置いた現地調達機能の強化や技術支援の対応業務領域拡大と、中国技術人材の確保・定着のために会社形態とすべきであると判断し、今回の「美能達諮詢有限公司」設立となった。
新会社は、部品調達支援を主業務とするサービス独資会社の形態で運営し、部品調達にかかわる決済業務は、従来どおりミノルタインダストリーズ(HK)リミテッドが担当する。
新会社は10月から本格的に稼動を開始し、ミノルタの最大の事業領域である情報機器の生産効率を向上させ、益々財務体質の向上を図ると同時に、イメージング領域に欠かせない情報機器製品を提供する。
設立会社の概要
名称：「美能達諮詢有限公司」
(英語表記 Minolta Consulting(Shenzhen)Company Limited)
設立場所：中国広東省市
出資者：ミノルタインダストリーズ(HK)リミテッド
出資金：70万US＄(ミノルタインダストリーズ(HK)リミテッド100％出資)
設立日：2003年8月8日
稼動開始：2003年10月
董事長(社長)：榎本　彰〔えのもと　あきら〕(ミノルタ株式会社より出向)
人員規模：当初80名
事業内容：ミノルタインダストリーズ(HK)リミテッドの各種調達代行業務と設計技術支援業務