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ニチレイ /四国地区低温物流事業を子会社へ営業譲渡

2003年08月28日/未分類

(株)ニチレイは、四国地区(瀬戸内側)の5拠点で展開している低温物流事業を10月1日に、100%子会社である四国水産冷蔵(株)(太平洋側を中心に低温物流事業を実施)に営業譲渡する。
これにより、四国におけるニチレイグループの低温物流事業は、四国水産冷蔵が統括して行なうこととなる。
従来、ニチレイは、四国における低温物流事業を、主に瀬戸内側を直営で、太平洋側を子会社である四国水産冷蔵で展開していたが、近年、本四国架橋や高速道路網の充実などから域内の冷蔵倉庫を通らないケースが増えてきたこと、果汁や養殖など地場産業の不振や生産の中国シフトなど生産地としての低温物流需要が伸び悩んできたことなど厳しい事業環境になっている。
このため、分散した機能を集約し、厳しい価格競争に耐え得るローコスト運営体制と、四国を一つのマーケットとして保管・輸配送等一貫した低温物流サービスの提供を可能とする営業体制を確立する必要があるとの判断に至ったことから、営業譲渡による事業の統合を行うこととなった。
営業譲渡の内容
(1) 譲渡の内容
(株)ニチレイ 低温物流カンパニー 関西低温物流支社管内の以下の事業所で行なわれている冷蔵保管等の低温物流に関する業務を、無償にて譲渡する。
・高松東物流サービスセンター(冷蔵9 300トン)
・高松西物流サービスセンター(冷蔵15 300トン)
・松山物流サービスセンター(冷蔵15 570トン、凍結25トン/日)
・松山宮西物流サービスセンター(冷蔵2 838トン、凍結18トン/日)
・伊予松前(いよまさき)物流サービスセンター(冷蔵8 130トン)
営業譲渡により、平成15年9月30日をもってニチレイの上記5事業所は廃止となり、四国水産冷蔵の事業所となる。 譲渡部門の売上高は1 446百万円(平成15年3月期) 。
四国水産冷蔵株式会社の概要(平成15年3月31日現在)
事業内容:倉庫業、製氷、冷蔵、凍結及び製氷の売買
設立:昭和43年8月10日
本店所在地:徳島県徳島市東沖洲2丁目66番地
代表者:廣瀬 晉
資本金:133百万円
売上高:1 130百万円(平成15年3月期)
事業所数:7拠点(物流センター)
従業員数:54名
主要取引先:食品メーカー・食品卸・流通
大株主及び持株比率: (株)ニチレイ 100%

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