LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

カシオ計算機/「環境報告書2003」発行

2003年09月14日/未分類

カシオ計算機(株)は「環境報告書2003」を発行した。
主な環境活動実績と今後の活動目標の概要は以下のとおり。
・カシオグリーン商品の売上比率30%を達成
カシオでは、環境に配慮した製品作りを促進するため、製品アセスメントを実施し、基準を満たした製品を「カシオグリーン商品」として認定し、2003年度までにグリーン商品の売上比率を30%にするべく活動し、当初の目標より1年早い達成により、新たに目標を2005年度50%に設定した。
・カシオ電子工業がゼロエミッションを達成
既に達成している甲府カシオ(本社・一宮)、カシオマイクロニクス(山梨)と合わせ4事業所でゼロエミッションを達成。2005年度までに全事業所でのゼロエミッション達成を目指す。
・国内拠点のグリーン調達率80%を達成
当初の予定より1年早く達成できたことにより、「2005年度国内グリーン調達率95%、海外グリーン調達率85%」と、新たな目標を設定した。
・2005年末までにRoHS指令の特定物質の鉛、カドミウム、水銀、六価クロムの使用を廃止
(PBB、PBDEについては、2000年に使用廃止済み)
2005年末の廃止に向け、2002年度は購入部品の有害調査、および有害物質を含まない部品の選定を実施。
・2004年度までに鉛はんだの使用を廃止
1999年度よりエコ電卓に鉛フリーはんだの採用を開始し、2003年度は電卓・電子文具・電子楽器・時計に拡大し、2004年度までに鉛はんだ全廃を目標に推進。
物流における取り組みは下記の通り。
トラックなどから排出されるCO2による地球温暖化を考慮に入れ、モーダルシフトや配送車削減等、物流の面からも環境負荷の低減に取り組んでいる。
国内物流では、環境負荷の大きいトラックから、鉄道を利用した貨物輸送に転換する方針を掲げJRコンテナとトラック利用率を体積比で比較すると、JR利用率が21%、トラック利用率が79%で、これは2001年度とほぼ同じ利用率。総CO2排出量は2002年度1 308(トン-CO2)で2001年度に対して214(トン-CO2)削減している。
納品には、従来より緩衝材として使用していた更紙の使用を見直し、正規の外装箱や中装箱などのダンボール箱を切断し、緩衝材にすることで、ダンボール廃材や資源の有効利用に努めている。
海外物流では、海外物流拠点の移管により750(トン-CO2)のCO2削減を図る。
カシオグループは、近年の中国への生産拠点シフト化に伴い、2002年12月から海外販売物流拠点(国際営業統轄部の営業倉庫)もシンガポールから中国(深セン)へ移管しました。
その結果、海上コンテナ輸送を抑制することが可能になり、2003年度はCO2排出量を490(トン-CO2)の削減、航空輸送の削減により同排出量を260(トン-CO2)削減、あわせて750(トン-CO2)削減する見込み。
海上輸送同様に中国生産品については、シンガポールへの航空輸送も不要となり、260(トン-CO2)の削減の見込み。
その他のCO2削減推進内容として、コンテナ積出港を香港ではなく中国側とし、トラック輸送距離を削減。北米市場向けのデジタルカメラなどは、東京から北米量販店までの直送を行い、カシオインク倉庫経由であったトラック輸送距離を削減している。
260(トン-CO2)の削減見込み. 効果.

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース