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上海スーパーエクスプレス/博多-上海間の高速海上輸送サービススタート

2003年10月25日/未分類

住友商事(株)、日本通運(株)、(株)商船三井、(株)上組の4社合弁による新会社「上海スーパーエクスプレス」は、博多(福岡市)-中国・上海間の高速海上輸送サービスを11月7日に、上海発第一便、同8日に博多発第一便を就航する。日中間の高速ローロー船(貨物専用船)による定期輸送サービスは初めて。
日中間の物流量が飛躍的に増加する中、新会社は、博多-上海間を26.5時間で直行、定時・定曜日、シャトル運航する高速ローロー船(船体重量7 389総トン、航行速度20ノット)を就航し、関東・九州・関西・中部などの国内経済圏と中国・上海及び華東地域を航空輸送並みのリードタイムで結ぶ。
例えば、上海発東京行きの場合(博多-東京間はトラック輸送)、従来のコンテナ船輸送では工場出荷から工場納入まで10日程度を要するが、新会社のエクスプレスサービスでは一般の航空輸送(3日)並みの3.5~4日に大幅に短縮できる。
新会社は、輸送量(120トレーラー/便、40フィートコンテナ換算で120コンテナ/便)を抑えながら輸送頻度(週2便、順次増便を計画中)を高め、アパレル、生鮮食品、電子部品、自動車部品、機械設備等を対象に、顧客の様々なニーズに木目細かく対応した高質なDoortoDoor物流サービスを提供する。2年後(2005年)に30億円の売上を見込んでいる。
                                      
なお、日本通運・商船三井フェリーが博多-東京間ローロー船サービスの共同運航を10月から開始しているが(2004年1月より日曜を除く毎日就航)、新会社は、顧客のニーズに応じ、同サービスへのシームレスな接続を行う。
新会社の概要
社名:上海スーパーエクスプレス株式会社
設立:2003年8月
本社:福岡県福岡市・東京都港区(登記:福岡県福岡市)
社長:浜田景介(住友商事から派遣)
資本金:3億円
株主:住友商事(40%)、日本通運(40%)、商船三井(15%)、上組(5%)
従業員:10名(当初)
事業:高速RORO貨物船運航事業 国際フォワーディング事業、等

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