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セイコープレシジョン/センサ内蔵無線式アクティブタグシステム「RF センシング TAG」発表

2003年11月09日/未分類

セイコープレシジョン(株)は、センサで取得した情報を、特定小電力無線を介し、親機でデータ収集することにより、広範囲での物流・環境管理が可能になる、センサ内蔵無線式アクティブタグシステム「RF センシング TAG」を開発した。
「RF センシング TAG」は、たばこパッケージ程度の大きさで、温度・湿度等を測定したいポイントに設置したり、物流のパレットやコンテナ等に取り付けることが可能。
子機に、センサ、マイコン、メモリ、液晶表示器を内蔵しており、その場でセンサ情報やパレットの配送先等の確認ができます。また同時に、特定小電力無線を使用して、親機に情報を伝達することにより、データの集中管理が可能になる。
特定小電力無線による通信には、同社がことし2月に発表した、「SEIKO TimeLinkTM」の技術が使われており、省電力動作と共に、すべての子機が親機の時刻に同期して動作する。
この結果、0.1秒以下の時刻精度でのデータ取得が可能になり、厳密なトレーサビリティシステムの構築にも非常に有効で、特定小電力無線は、見通し距離で100m程度到達するので、商品をゲートに通したり、タグ(子機)にリーダー(読み取り機)を近づけたりする必要はまったくない。
単4乾電池3本を内蔵し、通常の使用条件で5年程度は電池交換不要。
同社は、これまで、データ収集、セキュリティ関連分野で、特定小電力無線を使用した無線ユニットを、開発・販売し、これらのシリーズ製品として位置づけ、無線分野でのさらなる事業拡充を目指していく。
応用例
・農業温室、学校・病院等の各部屋の温湿度管理
・集荷・配送等の物流段階での温湿度管理
・組み立て工場での部品ピッキング作業管理、トラッキング管理
等、さまざまな用途が考えられ、「トレーサビリティ」に対する関心の高まりと、市場の要望、物流業界での効率化・サービス向上にも役立つ。
■主な仕様
外形 :110mm(W)×60mm(H)×25mm(D)(アンテナ・突起部含まず)
質量 :約130g(電池含まず)
使用温度範囲 :0℃~+45℃

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