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荒川化学工業/中国における生産拠点設立

2003年12月24日/未分類

荒川化学工業(株)は、上海近郊の南通市に用地を確保し、製紙用薬品の製造を中心とする生産拠点の設立を決定した。
今年度よりスタートした中期5ヵ年経営計画(平成15年4月~平成20年3月)では、これまで進めてきたグローバルな展開のさらなる発展を目指しており、アジア地域、特に伸長が著しい中国における市場開拓を推進している。
中国は、高い経済成長を背景に紙の需要も増大しており、外資系製紙会社の進出が活発化するなど、紙・パルプ産業が急速に立ち上がりつつある状況となっている。
グループでは、既に平成7年に梧州市で設立した梧州荒川化学工業有限公司で製紙用薬品の製造・販売を進めてきたが、上海近郊を中心とする製紙会社の急速な拡大に対応していくために適した立地条件を備え、今後の需要拡大にも充分な対応ができる、あらたな生産拠点の必要性を認識していた。
上海近郊の南通市において生産拠点に好適な用地確保の見通しが立ったことから、南通経済技術開発区管理委員会との基本合意による「協議書」を締結し、生産拠点設立計画をスタートした。
新会社として南通荒川化学工業有限公司(仮称)を設立し、南通経済技術開発区内に生産設備を建設して、平成17年中頃までには製造・販売を開始する予定にしている。
事業内容は、顧客ニーズに的確に応え、紙の高機能化、古紙の使用によるリサイクル化および環境への配慮などに適した製紙用薬品の供給を通して、中国製紙産業の発展に寄与する。
なお、設立準備委員会を設置し、上海駐在員事務所および中国内の関係会社との連携をはかりながら万全の体制で計画を推進していく。
名称:南通荒川化学工業有限公司(仮称)
場所:江蘇省南通市南通経済技術開発区内
面積:約5万m2
登録資本:約550万米ドル
資本構成:同社100%出資
生産品目:製紙用紙力増強剤、製紙用サイズ剤など
生産量:約2万トン/年

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