荒川化学工業は5月26日、ダウ・ケミカルと同社のドイツにおける水素化石油樹脂事業を譲受するため、ダウ・ケミカルと交渉を開始することで合意したと発表した。
荒川化学工業は、ダウ・ケミカルがドイツで展開している水素化石油樹脂事業に関わる資産(製造能力・約1万5000トン/年)と、ドイツに両社が合弁で設立している荒川ヨーロッパ(ダウ・ケミカルが60%を出資)のダウ・ケミカルの出資持分を譲受する申し入れを行い、今回の交渉開始が決まった。交渉で最終合意した後は、荒川ヨーロッパは荒川化学工業の完全子会社となる。