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横浜港/2003年ビッグニュース

2003年12月29日/未分類

横浜市港湾局は2003年横浜港ビッグニュースを公表した。
■横浜港が「スーパー中枢港湾候補港湾」に選定
国内港湾の国際競争力を高めるため国土交通省が進めるスーパー中枢港湾構想において、横浜港は、港湾利用コストの低減や手続き時間の短縮などの成果が認められ、スーパー中枢港湾育成の可能性を有する港として高い評価を受け、2月に候補港湾に選定された。
今後は、平成16年2月に予定されている本指定に向け、より具体的な計画書である「スーパー中枢港湾育成プログラム」を国に提出し、指定の実現を目指す。
■「国際物流特区」・「みなとの賑わい特区」の認定
構造改革特区法の施行に伴い、横浜港に関わる特区として、港湾貨物量の増加と港の背後地域を含む国際物流産業の活性化を目指す『国際物流特区』(4月21日)と、賑わいと潤いのあるウォーターフロントや国際港湾都市にふさわしい都心を形成し臨海部の活性化を目指す『みなとの賑わい特区』(11月28日)に認定された。
この2つの横浜港臨海部を対象とした特区により、活気あふれる先進的なみなとづくりが一層促進されるものと期待される。
■「横浜港長期ビジョン」策定
港湾局では、概ね20~30年先の横浜港の将来像を展望した『横浜港長期ビジョン』を市民や関係者の声を取り入れながら5月に策定した。
①物流や産業分野で国際競争力を持つ強い港
②周囲の景観や豊かな自然に恵まれた美しい港
③人や生態系、地球環境に対して優しい港
を基本目標として掲げ、これを物流や生産・業務、さらに市民生活の中で実現し、市民が誇れる港「ヨコハマ」を目指す。
■トップセールスで船舶・貨物誘致推進を強化
中田市長や清水副市長による横浜港のトップセールスを国内外で行った。東京(6月5日)と上海(11月3日)・大連(11月7日)で「横浜港セミナー」を開催し、荷主や船会社に利用促進の働きかけをしたほか、台湾(10月24~25日)や中国(11月3~4日、6日)の有力な船会社を個別訪問し、直接意見交換を行った。
また、港湾局に「船舶・貨物誘致推進本部」を設置し、本部員には公募により意欲のある職員を任命し、港に対するユーザーの生の声を数多く聴き、サービスの改善に反映していく。
■日本丸総帆展帆200回達成!
「展帆ボランティア」横浜遊大賞受賞!
帆船日本丸の総帆展帆(29枚すべての帆をマストに広げる)は、昭和60年から始まり、8月に通算で200回を達成した。
今では、横浜港の風物詩となった総帆展帆を18年間無事故で支えてきた展帆ボランティアグループ「かもめ会」の活動が、「横浜らしい、さわやかなイベントとして、横浜のイメージアップに貢献した」と評価され、横浜の文化向上に貢献した人や活動、モノをたたえる「第15回ヨコハマ遊大賞」を受賞した。
■客船続々入港!8月に大さん橋がリニューアル後100隻達成
平成14年6月の大さん橋国際客船ターミナルのリニューアルオープン以降、これまでの誘致活動の成果が実を結び、客船が続々入港しています。1月5日の3隻同時入港をはじめ、2隻、3隻の客船を一緒に見る機会も多くあった。
そして、8月15日の「飛鳥」の寄港により、リニューアル後入港100隻を達成。当日は、これを記念して、和太鼓やバグパイプの演奏、キャプテンへの花束贈呈等を行った。
■Y-CON24(横浜港コンテナ貨物情報システム)等の港湾IT化の推進
我が国で初めて複数のコンテナターミナルを結び、輸入コンテナ貨物の搬出可否情報をインターネットや携帯電話で、ほぼリアルタイムに確認できるWebサービス「Y-CON24」を10月20日に開始した。同システムを発展させ、日本全国で利用できるシステム「J-CON24(仮称)」として主要港に参加を提案した。
また、インターネットに対応した「横浜港港湾情報システム」が4月1日から稼働し、これにより国が開発したシングルウインドウシステムとも連携接続が可能となり港湾手続の迅速化を図った。
■上海港友好港提携20周年
横浜港と上海港は、1983年10月12日に友好港提携を結んでから今年で20周年を迎えた。これを記念して、11月4日に友好港提携20周年及び友好都市提携30周年式典が上海市で行われ、横浜港中国ポートセールス団24名が参加した。
横浜市長から上海市長へ「友好港20周年記念」として、クリスタル製のヨットの置物を贈り、上海港からは青銅の鼎(かなえ)が贈られた。
■赤レンガ倉庫来場者が1 000万人突破
赤レンガ倉庫は、開業しておよそ1年7か月の11月23日に来場者数が、1 000万人を突破した。当日は、それを記念して来場者の皆様で1 000万の人文字を作った。
山内ふ頭から新山下周辺までのインナーハーバーでは、赤レンガ倉庫をはじめ、山下臨港線プロムナード、大さん橋国際客船ターミナルなどの新たな施設の完成により、回遊性が高まり、多くの市民や観光客で賑わっている。
■南本牧ふ頭の新たな処分場設置計画が決定
「横浜G30プラン」の推進にあわせ廃棄物を長期安定的に埋立処分していくため、新たに南本牧第5ブロックの一部に廃棄物最終処分場を設置する計画(埋立面積16.4ヘクタール、埋立容量400万立方メートル)が決定した。
また、南本牧ふ頭では、南本牧大橋が9月30日に全面開通、新時代の総合物流拠点を目指すため、埋立完成土地初の分譲公募を開始した。

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