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ヤマト運輸/山崎社長年頭挨拶

2004年01月04日/未分類

ヤマト運輸(株)の山崎社長年頭挨拶。

新年明けましておめでとうございます。12月は天候の影響を受けた地域もありましたが、全般的に順調に推移し、新しい年を迎えることができました。

昨年の日本経済は一部で明るい兆しが見られたものの、依然として個人消費の低迷が続き、まだ完全な景気回復とは言い難い状況でした。

当社にとっては4月に発足した日本郵政公社を初めとするライバルとの競争激化がありましたが、このことが更なる創意工夫を生み出す契機となったと言えます。

その1つが、28年前に誕生した宅急便をさらにパワーアップさせるための大きな改革です。お客さまによりきめ細やかなサービスを提供するため新組識を導入したのですが、繁盛期を終えた今、その手応えを実感しています。

お客さまの身近なお店が増えたことで、「いつでも、何度でも」というご要望に今まで以上にお応えできるようになりました。また、4月にリニューアルしたクロネコメール便は、その高い伸びから明らかなように、市場から大きな支持を受けました。

お客さまはまさにこの商品を待っていてくださったと言えます。一方、ヤマトグループ全体でも、昨年はそれぞれの会社の事業領域を明確にした上でフォーメーションを形成し、グループ外に向かってサービスを提供していく体制を整えることができました。

ヤマトグループ中期経営計画「新生進化3か年計画」の最終年度を迎える今年は、これらの芽を大きく成長させる年です。体制が整備された新しいネットワークをフルに活用し、お客さまの要望を実現する新商品等を開発・販売するとともに、ヤマトグループとして、時代のニーズに今まで以上に柔軟に対応することを、宣言したいと思います。

平成16年の干支は「甲申(きのえさる)」です。「甲」というのは十干の1番目で、事の始まり、スタートという「春」を意味します。一方、「申」は、十二支で9番目。成熟・収穫といった「秋」を意味します。

つまり、平成16年は、新生ヤマトグループとして改めてスタートを切る「春」の年であり、新生進化3か年計画の最終年として収穫する「秋」の年でもあります。文字通りの「甲申」らしい年にしたい、と考えています。

最後になりましたが、「安全第一、営業第二」「サービスが先、利益が後」「全員経営」を掲げる会社として、今年一年間もコンプライアンス経営の下、お客さまをはじめ、当社を取り巻く社会のあらゆる皆さまと調和し、責任ある行動をとってまいります。世の中全体が明るく、豊かになるよう祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

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