アシード（株）グループは、類似する事業領域の分割・統合により事業効率を高めることを目的と
して、子会社の事業組織を再編する。
北関東ペプシコーラボトリング（株）は4月1日、清涼飲料製造に関する事業をグループ子会社の（株）三吉酒造場に譲渡し、同時に譲受会社の商号をアシードブリュー（株）に変更する。
グループは、事業領域ごとに責任体制の明確化と事業効率を高めて、連結企業価値の向上を図るため事業組織の再編を行うもので、北関東ペプシコーラボトリングの営業の一部である飲料製造事業はブランドオーナーからの受託製造であり、この飲料アウトソーサーの存在性は高いものとなっている。
成熟した飲料市場の環境の下、ブランドオーナー各社の競争激化にともない、飲料メーカーは内製化を進めることとあわせて、外注先に対しては、品質管理のレベルアップ、新製品製造技術と生産力および物流上の機能アップなどの要請が高まってきている。
同社は製造事業への集中と特化により、これらのニーズへの対応力を強化し、三吉酒造場は主として清酒、焼酎の製造販売事業を営んでいるが、清涼飲料製造事業部門との事業統合を図ることによって、清涼飲料と酒類の融合型新飲料の製造も視野において、市場環境の変化に迅速に対応し、顧客と消費者の満足度の向上を図る。
