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丸紅/飼料穀物・油糧種子のSCM強化に米大手穀物メジャーのADMと戦略的提携

2004年01月28日/未分類

丸 紅(株)は、米大手穀物メジャーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド・カンパニー(以下:ADM)と、飼料穀物・油糧種子の生産・輸入・販売分野で、戦略的提携を行う。

合意内容は、両社が保有する物流網・穀物取扱ノウハウを最適な形で連携させ、特殊種子や飼料穀物・油糧種子取扱の分野でコストダウン・高安全性の確保・新規事業の創出を目指し、定期的な戦略会合を行い、常に時代の要請に即し法令を遵守した飼料穀物・油糧種子物流網のレビューと構築を行う。

同社とADMは、従来より飼料穀物・油糧種子及びそれぞれの特殊種子の分野で密接な関係を保っているが、昨年7月より食品安全基本法及び改正飼料安全法が施行されたことに伴い、特殊種子のみならず一般の飼料穀物・油糧種子の輸入に関しても、生産地から最終消費地までの一貫した安全性管理に対する需要の高まりに呼応し、両社で輸入する穀物の経歴と安全性を明確にしたサプライ・チェーン・マネージメントを構築することを目的とし、今回の基本合意に至ったもの。 

飼料穀物・油糧種子のトレーサビリティを高め、信頼性を増すことにより、現在の取扱量 年間5百万トンからさらに拡大することを目指す。

同社の穀物の取扱は、傘下にサイロ事業を展開するパシフィックグレーンセンター(株)を有し、日清丸紅飼料(株)と日清オイリオグループの主要株主であり、穀物取扱いの分野では商社中トップクラスの位置にある。 

ADMは世界最大級の穀物メジャーで、全米に6つの輸出施設をはじめとする全米最大の穀物サイロ群と物流ネットワークを保有しており、農産物加工については全世界に270以上の工場を持ち、コーン、大豆、小麦、ココアの加工ではそれぞれ世界一のシェアを有しており、これらの純売上高は2003年度で、307億ドル(約3兆2500億円)に達している。 

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