住友電気工業（株）は、自動車用タイヤに補強材として利用されるスチールコードの需要が増加しているため、子会社の栃木住友電工（株）での生産能力を2007年までに倍増させ、設備投資の一部を賄うため栃木住友電工は第三者割当増資を行う。
現在、日系自動車用タイヤメーカーが国内外で生産体制の増強に伴い、自動車用タイヤに補強材として使用されるスチールコードの需要も大幅に増加しており、グループもスチールコードの増産を決定した。
既に世界NO.1の生産性を達成し、海外生産に負けないコスト競争力を持っている栃木住友電工で大型増強を行い、一段のコスト競争力を確保する。
栃木住友電工の生産能力は現在の月産2400トンから2007年に4800トンまで増強する予定で、生産能力増強に伴う投資額は50億円。そのうち30億円を6月に同社、住友ゴム工業（株）、新日本製鐵（株）の3社に対する、それぞれ10億円の第三者割当増資で調達する。
