アイシン精機は9月30日、アイシンの自動車用ブレーキ生産事業の一部を連結子会社のアドヴィックスに譲渡すると発表した。
アイシンは､2001年7月にデンソー､住友電気工業、トヨタ自動車とともに自動車用ブレーキシステムの開発･販売を行なうアドヴィックスを設立。アドヴィックスは開発・販売、アイシンは部品を生産・供給することで、事業を展開してきた。
近年､ハイブリッド車をはじめとするクリーンエネルギー車やITS技術が普及するなか、自動車部品について、対応する技術革新が求められている。小型車や低価格車の世界的な需要拡大により、コスト面でも競争が激化しつつある。
こうした状況の下､両社は､開発・生産の一層の連携による商品・コスト競争力の強化や事業運営の効率化などブレーキ事業の基盤強化が必要であると考え、アイシンの自動車用ブレーキ生産事業の一部をアドヴィックスに譲渡するため、基本合意を結ぶことにした。
