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ポスコ/i2のSRMを利用してサプライヤーと強固に関係構築

2004年03月14日/未分類

i2テクノロジーズは、i2のサプライヤー・リレーションシップ・マネジメント(SRM)が韓国の製鉄最大手、ポスコに本格導入されたと発表した。

ポスコはi2のSRMソリューションを活用することで、経営の効率化ならびにサプライヤーとの連携をより強固にする。

ポスコは長年にわたりテクノロジーを活用することにより、コスト削減と優れたサービスの提供を両立し、世界市場で高い競争力を得て、韓国の製鉄業界を牽引してきた。

調達・購買に関連する詳細データの集約や、使用資材の照合、サプライヤーのデータやパフォーマンスの評価など、POSCOはi2のSRMソフトウェアを用いて調達・購買の合理化を図り、最適なサプライヤーに調達を再配分する。

ポスコは、IBMビジネスコンサルティングサービスをプロジェクトの主要コントラクターに選定した。

ポスコは、サプライヤーとの連携強化による競争力の向上を実現し、事業計画と技術計画の構築をサポートするよう、IBMに求めた。IBMビジネスコンサルティングサービスSRMプログラム・リード担当のチョイ・ジンミン氏は、「我々は、3つの目標に焦点を当てながら、ポスコの幹部と共にソリューションの導入を行ないました。3つの目標とは、サプライヤーの評価法の改善、サプライヤーとのコラボレーションの強化、バリュー・チェーン全体において購買の透明性を向上することです。ポスコのこれらの目標を達成するための最高のサポートが提供できるか、ソリューション・プロバイダーの数社を評価し、この業界でリーダーシップ発揮しているi2のSRMソリューションを推薦した」と述べました。

ポスコでは、業界内での原材料やサービスへの支出が売上の64%に登り、コスト管理を徹底する上で、購買の適正化が極めて重要になる。

ポスコはi2のSRMを活用することによって、サプライヤーや地域、時間、資材などを単位として支出を取りまとめることができ、33の基準をもとにサプライヤーを評価することができる。

これらの評価基準に基づき、i2のシステムはサプライヤーを自動的に選別し、ポスコは豊富な情報のもと、調達の意思決定を迅速化でき、調達戦略を立案することができる。

また、ポスコは、このシステムを利用し、サプライヤーに対する改善点を更新し、品質、レスポンスの速さ、オンタイム・デリバリーなどの項目からなるスコアカードを送付し、サプライヤーのパフォーマンスの改善を促す。

ポスコではi2のSRMにより、購買担当者が業務を戦略購買に集中することができるとしており、過去、購買担当者は時間の91%を、支出全体の22%に過ぎないスポット契約に費やしていたが、現在はその時間を21%まで削減している。

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