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日販、北京市新華書店グループ/出版流通・販売業務提携で基本合意

2004年03月14日/未分類

日本出版販売(株)は、北京市新華書店グループと同グループ所属の書店への出資、北京地区を核にした中国全国規模の出版流通機構の整備、運営について協力していくこと等で基本合意した。

日販は、北京市出版流通系統考察代表団を招き、出版流通の業務交流のほか、業務提携について意見交換した。

同代表団は出版、流通の所轄官庁、北京市新聞出版局ならびに出版流通・販売現業の北京市新華書店グループ代表から構成され、日販王子流通センター(東京都北区)、ねりま流通センター(東京都練馬区)ほか、(株)紀伊國屋書店新宿南店を精力的に訪問、経営管理、流通システム等技術的な問題についても理解を深めた。

中国はWTO加盟(2001年12月)後、すでに出版市場の開放スケジュールを発表しており、2003年5月には小売業(書店等)の市場開放が始まり、流通販売業は2004年12月に開放が予定されている。

中国国内では、国有企業の全国規模、各地域ブロックごとでの集団(グループ)化が進む一方で、民間企業、外資系企業の進出も目覚しい。出版市場でも市場原理が浸透しつつあり、外資の誘致、経営管理ノウハウの導入、版権ビジネス等による海外コンテンツへの連繋は同グループの競争力を高める上で有利との指導もある。

北京市新華書店グループ(3月に北京市発行「出版流通」集団を結成)は、中国国内に580社(認可制のため限定されている)ある出版社のうち240社が集中する北京市を主な市場とする出版販売チェーン(書店をカバーする配送センターを含む)として実質全国第1位のシェアを誇っている。

同グループは北京市発行集団の中核として、地域シェアの圧倒的優位、全国へのネット展開を志向している。日販は、今回の基本合意をもとに、今後、段階的に中国での出版流通・販売業務を進めていく。

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