日本通運(株)は、「台湾新幹線」の軌道敷設工事(第2工区)をTSTJ/V殿(TaiwanShinkansenTrackworkJointVenture=三菱重工業殿、東芝殿、川崎重工業殿、他日本企業7社連合)から受注している。
昨年11月には、台湾において同社の「工事事務所」を登記・開設して、現地の法制にもとづく手続きや工事開始の準備をすすめ、3月8日に同工事を着工し、台湾新幹線軌道敷設工事における本格作業が開始した。
「台湾新幹線」は、台北-高雄間の全長345kmを結ぶ台湾初の高速鉄道で、同社はすでに、2001年から関東重機建設支店を中心として、東京国際輸送支店・横浜国際輸送支店等の国内各支店と台湾における現地法人・台湾日通国際物流との共同作業により、日本から台湾への建設資機材の国際一貫輸送などを実施している。
また、現地における建設工事は台北を起点とした第1工区から第5工区まで5区間に分けられ、同社が軌道敷設工事を行う第2工区は、全長約93km。
工期は約1年間の予定で、グループとして、日本からの派遣者は通常約20人、台湾日通等を含めると総勢約50人の体制で作業を行っていく。