日本山村硝子（株）は、中国において飲料用PETボトルのキャップの生産・販売の合弁会社を設立した。
中国における飲料用PETボトルは、年率15％～20％を超える伸び（推定）で、市場が急拡大しているが、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博を控えて、更なる成長が続くものと思われる。
いたずら防止機能をもった、TENキャップの需要が充分見込まれることから、合弁会社を設立した。当初年間4億個で3年以内に年間8億個を目指す。
TENキャップは、海外ではすでに、韓国、台湾および中国四川省で当社からの特許ライセンス供与により、生産販売されている。
日本国内でも、シェアを伸張し続けているが、宇都宮工場（栃木県宇都宮市）は、昨年2月の増設に続いて、本年は更に1ライン増設し、国内の関西工場（兵庫県加古郡播磨町）と合せた生産能力は、年間25億個となる。飲料用PETボトルのキャップのシェアも30数％に伸びる見込み。
合弁会社概要
本店所在地：江蘇省太倉市経済開発区城北東路1688号
社名：展誠（蘇州）塑料製品有限公司ZHANCHENG(SUZHOU)PLASTICCO. LTD.
投資総額：1600万米ドル
登録資本：800万米ドル
出資比率：50対50
合弁相手先：SUNVICTORYINTERNATIONALL.L.C.（米国デラウエア州）
