沖電気工業（株）は、グループの物流関連業務を担当する（株）沖電気物流センター（以下：OBC）において、「ISO14001」を（株）日本環境認証機構より認証取得した。
沖電気グループは、国内生産拠点全てがISO14001の認証取得を完了しているが、環境計画「OKIエコ・プラン21」で生産拠点以外への取得拡大を目標設定し推進し、グループの輸配送業務や包装設計をはじめ、産業廃棄物代行業務、保管業務など幅広い物流サービスを担当するOBCにて認証取得した。
国内の物流業務における主たる環境負荷はトラック輸送で、早くからトラック輸送を環境負荷の少ない鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトの導入を推進してきた。
生産拠点である関東地区から遠距離にある北海道、東北、中国、四国、九州の各地区については、既にモーダルシフトを完了し、引き続き中部、関西地区について取り組んでいる。
これまでにモーダルシフトを実施した総輸送距離は年間705 000kmで、これによるCO2排出量削減効果は、03年度で550トン。生産と販売のグローバル化に伴い、海外生産比率の高い半導体部門においてサプライチェーンマネジメント改革を行い、03年度で500トンのCO2排出量削減と物流費用、納期の大幅な短縮に成功した。
昨年弊社は「広域再生利用指定産業廃棄物処理者に係る指定」を取得し、今年度からATM（現金自動預払機）をはじめとした使用済み自社製品の回収・リサイクルを本格化し、効率的な物流を実現するため、物流ネットワークの再設計を行い物流拠点を再編し、さらに輸送距離の短縮とCO2削減を目指す。
