横浜ゴム(株)は10月1日、子会社の横浜ハイデックス(株)を吸収合併し、横浜ゴムのホース生産事業と横浜ハイデックスのホースと金具組立・販売事業を一体化する。
現在、建設車両用高圧ホースや自動車用ホースは、急速な経済成長が進む中国を中心に需要が大幅に伸びつつある。こうした市場環境を生かし、より一段と事業を拡大するために、中国を含めたグローバルな生産体制の整備、新商品の投入、「QCD」の向上、IT化による業務プロセス改善などをスピードアップする必要があり、そのために統一した指揮系統のもと生産・販売を一本化する。
横浜ハイデックスは、2002年度で売上高約200億円に達し、油圧ホースで国内売上トップ、自動車用ホースについても高いシェアを占め、今回の事業統合によって事業拡大にさらにはずみをつける。
吸収合併に伴い、横浜ハイデックスの社員は横浜ゴムに移籍し、本社、生産、販売機能の統合については、今後詳細を詰める。