横浜ゴムは3月30日、航空機用(AC)タイヤ事業から撤退すると発表した。
すでに納入先や、販売先、関連会社への事前説明を進めている。2009年内で段階的に納入を停止し、アフターフォローも2010年内で終了させる計画。航空機用タイヤ事業に携わる人員や平塚製造所にある航空機用タイヤ工場(神奈川県平塚市)の活用については、今後詳細を詰める。
横浜ゴムは、1940年から国内航空会社や防衛省向けに、航空機用タイヤ・航空機用リトレッドタイヤ(踏面部ゴムの張替えタイヤ)の生産販売事業を行ってきたが、売上規模が小さく、将来の成長も見込めないことから、撤退を決めた。