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五洋建設/フィリピンで大型港湾工事に着手

2004年06月02日/未分類

五洋建設(株)、清水建設(株)、東亜建設工業(株)は建設共同企業体(JV)を編成し、フィリピン共和国マニラ首都圏の北西部約80kmに位置するスービック自由貿易港・特別経済区において、コンテナバース建設などの「スービック港開発工事」に着手した。工期は2007年7月迄で、JV請負額は日本円換算で約112億円。

1992年に米国からフィリピンに返還されたスービック米海軍基地跡地は、76平方キロメートルもの広い面積があり、フィリピン共和国法によってスービック特別経済自由港区に指定され、現在はスービック湾都市圏開発公社が周辺自治体と協力しながら、国際的な工業・商業・金融・観光センターを開発すべく整備を進めている。

同JVが着工したスービック港開発工事は、国際協力銀行の特別円借款によるもので、発注者はスービック湾都市圏開発公社、コンサルタントはパシフィックコンサルタンツインターナショナル。

工事内容は、港内のスービック国際空港に近接するエリアに、岸壁延長560m、水深マイナス13mのコンテナ埠頭を新設し、45000トン級の船舶(コンテナ3800TEU積パナマックス船相当)2隻が同時接岸できるようにする。

また、中折れブーム(=グースネック)タイプのガントリークレーン4基を完備する30ヘクタールのコンテナターミナルを整備し、ターミナルに至る延長3 100mの取り付け道路も敷設し、湾内3箇所の既設岸壁(15000、20000、40000トン級で供用中)の補修を行なうとともに、管理棟や変電所など7棟の建屋建築と航路標識設置を行なう。

スービック自由貿易港・特別経済区において、コンテナターミナルの新設および既存港湾施設の修復などが行なわれることで、同港の貨物取扱能力は向上し、スービック地区を含む中部ルソン地域の物流円滑化並びに地域経済の発展に寄与し、マニラ港の混雑緩和にも繋がる。

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