コマツ電子金属(株)は、次世代主力商品の300mmウェーハの生産能力を月産4.5万枚規模から、2005年中の完了予定で月産7.5万枚規模にさらに増強する。
既に、300mmウェーハの生産能力増強について、宮崎工場を月産1.5万枚まで強化するとともに、長崎工場に月産3.0万枚の一貫生産ラインを設置し、2005年度には合わせて月産4.5万枚体制を構築する計画をしている。
その後の300mmウェーハの需要拡大に対応するため、当該計画を前倒しで今夏に完了にする。
しかし、半導体基板材料として最先端商品の300mmウェーハは、今後も旺盛な需要の拡大が見込まれることから、長崎工場にさらに月産3.0万枚規模の生産設備を増設し、月産6.0万枚まで引き上げ、宮崎工場と合わせて月産7.5万枚に生産能力を増強する。
今回の増強計画は自己資金で賄い、投資額は110億円程度。