ペンタックス（株）は、今期から2007年3月期までの3カ年の経営戦略をまとめた中期経営計画を策定した。
新規市場開拓として、中国の消費市場において、販路の多チャネル化により販売力を強化し市場の開拓を図っていくとともに、現地企業との関係強化等により、部品調達や生産の多様化および合弁事業等の推進を図っていく。
さらに上海交通大学等と連携し、ソフト開発及び製品設計を行うリソース戦略も展開する。
また、インド市場の将来性に注目し、ペンタックスブランドの浸透を図る諸施策の展開を図るとともに、有効なビジネスパートナーの発掘を行っていく。
生産最適化システムの構築として、益子事業所、生産子会社、その他国内外生産拠点の役割を再検討し、生産の最適化を図り各拠点の連携・支援体制を強化する。
さらに、物流体制の見直しとして、生産拠点から顧客までの総リードタイムの短縮を目指して昨年5月に導入した、フィリピンを拠点とした販売店向け製品直納体制をさらに推進する。
北米地域での直納比率を高めていくとともに、今後、欧州地域および他地域での同体制導入図っていく。
間接部門の効率化として、ペンタックスグローバル・ビジネスセンター（PGBC）をフィリピンに設置し、財務経理、情報システム、経営管理等のデータ処理機能を一部移行し、グローバルなスピード経営ができるようITシステムを構築する。
