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富士通、SAPAG、SAPジャパン/プラットフォーム分野のグローバル協業を強化

2004年06月16日/未分類

富士通(株)、SAPAG(以下:SAP)とSAPジャパン(株)(以下:SAPジャパン)の3社は、従来から推進してきたプラットフォーム分野でのグローバル協業をさらに強化する。

3社は今後、富士通の「FlexFrameTMformySAPBusinessSuiteTM」(以下FlexFrame)とSAPの「SAPNetWeaverTM」をワールドワイドで提供し、協業により、顧客のTCO削減を目指す。

SAPと富士通は、2000年12月に「グローバル・テクノロジー・パートナー契約」を締結し、包括的な技術協力やノウハウ共有によってプラットフォームの高信頼化を推進しながら、世界で数多くの顧客におけるビジネス価値向上に貢献してきた。

この間、顧客のニーズの高度化に伴ってITも高機能化してきたが、その結果、システムが複雑化し、導入、運用コストが増大するケースも散見されるようになった。また、世界的に激化する競争環境の中で、ビジネスの変化に迅速に対応するために、業務やIT資源を容易に追加、変更できるシステムが求められている。

TCO削減と柔軟性向上というこの2つの課題を解決するために、富士通とSAPは、「FlexFrame」と「SAPNetWeaver」をそれぞれ提供する。

「FlexFrame」は、富士通の欧州関連会社である富士通・シーメンス・コンピューターズが開発した、ブレードサーバ、NAS(NetworkAttachedStorage)、自律化、仮想化などのテクノロジーを駆使した、SAPソリューション向けの革新的な統合プラットフォーム。

任意のSAPアプリケーションに対し、ハードウェアリソースを動的に割り当てることにより、システムの柔軟な拡張、可用性の向上、IT資源の有効活用などが可能となり、プラットフォームの導入、運用コストを大幅に削減することができる。

欧州ではすでに約30社の顧客での導入実績があり、ドイツの大手自動車照明機器メーカーであるHella社では、30%以上のTCO削減を実現している。

「SAPNetWeaver」は、SAPがIT投資の最適化と経営環境の変化への迅速な対応を両立させるべく開発した、異種混合のIT環境を統合するアプリケーション・プラットフォーム。

SAPはESAのコンセプトを実現するために、この「SAPNetWeaver」に加え、「アダプティブ・コンピューティング・インフラストラクチャ」というコンセプトを提唱した。「アダプティブ・コンピューティング・インフラストラクチャ」とは、ハードウェア資源を有効に活用し、動的に割り当てるインフラストラクチャです。これにより、顧客のIT環境の結合、合理化を実現し、既存のハードウェアに対して同時に発生する要求を効率的に処理することができる。

「FlexFrame」は、2004年5月、世界で初めてSAPの「アダプティブ・コンピューティング・コンプライアンス・テスト」に合格。これを機に、両社は新たな協業のフェーズに入り、世界中のSAP製品の導入企業に対し、シンプルで柔軟なプラットフォームを提供していく。

富士通とSAPジャパンは、日本国内のパートナー契約にもとづいて、これまでも協業してきており、両社は、日本市場における「FlexFrame」と「SAPNetWeaver」を推進する。

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