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日本電子、日産ディーゼル/キャパシタ事業で提携

2004年06月16日/未分類

日本電子(株)とキャパシタ事業を目的とし、4月に設立したアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(株)(以下:ACT社)と日産ディーゼル工業株(株)(以下:日デ)は、大容量キャパシタ(ナノゲート・キャパシタ)の事業化に向け、量産検討のためのFS契約、実用化技術の早期開発のための共同開発契約を締結し、キャパシタ事業で提携していくことで合意した。

日本電子とACT社は、大容量キャパシタの事業化に向けて幅広く検討し、第一ターゲット市場をハイブリッド車等自動車市場に定めたうえで、事業パートナーの選定を進めた。その結果、セルとモジュールに関する実用化技術、量産ノウハウを高く評価し、日デを最適な事業パートナーと判断した。

日デは、自社キャパシタハイブリッド車への搭載にとどまらず、今後さらなる普及が見込まれる国内外のハイブリッド車や他産業の環境・省エネルギー機器への販売等この分野での事業拡大を視野に入れ検討を進めていたが、日本電子、ACT社の大容量キャパシタ技術を基にした事業協力が最適と判断し、3社の合意に至ったもの。

共同開発では、ハイブリッド車用など比較的出力密度を重視したキャパシタと蓄電池代替などエネルギー密度を重視したキャパシタの2種類の実用型大容量キャパシタと電圧制御手法を含めたモジュールシステムの開発を目指す。

性能的には、当面の実用化としては、15~30Wh/kgを目標とし、これは、現時点での世界最高レベルにある日デ製キャパシタのおよそ3~5倍に相当する。

3社の提携により、大容量キャパシタを用いた蓄電システムは、広範な製品の実用化を可能とし、世界のエネルギー問題、環境問題解決のために大きく貢献できるものと考え、3社の共同作業により、年内を目標として、実用化商品のサンプル提供・量産化・共同事業の運営形態等に関し、詳細を詰める。

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