LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本通運/ボレロ通信サービス利用の貿易書類電子化サービス(N-Expect)提供

2004年06月23日/未分類

日本通運(株)は、BoleroInternationalLtd(以下:ボレロ社)と、ボレロ社の通信インフラを活用するASP契約を締結した。

これにより、国際物流に係わる貿易取引書類の電子化サービス「N-Expect」を新規ビジネスとして取り扱う。

顧客は、INVOICE(送り状)・PACKINGLIST(梱包明細)・請求書などの通関や貿易取引に必要な書類を、通常、本船託送・郵送あるいはFAXにより取引先に送付されているが、この方法では、時間がかかる上、情報管理面や配送面での安全性に課題を抱えていた。

このたび、日本通運がASPとして、ボレロ社のメッセージ送信のインフラ基盤を顧客に提供することで、インターネットを利用した安全で迅速な電子書類の交換が実現できることになった。

フォワーダーとして、従来から顧客とのEDI化を推進しており、NACCSセンターとのゲートウェイ接続による自動通関を展開している。

その延長上で、貿易関係書類データを「N-Expect」で顧客の指示する取引先に配信する。また、EDI化が困難な顧客に対しては、グループ会社(上海e-テクノロジー有限公司、名護イーテクノロジー株式会社)がデータ電子化の代行業務を請負うことも可能。

さらに、ボレロASP事業を展開しているUFJ銀行と業務提携契約を締結し、銀行決済に必要となる各種書類についても、「N-Expect」を利用してUFJ銀行へ送信することで、書類の電子化だけでなく貿易決済の電子化サービスについてもお客様に提供できることになる。

ボレロ通信インフラを軸にUFJ銀行と共同で、物流・金融両面での新しいビジネスモデルを顧客に提案し、貿易業務処理における省力化の推進と迅速性・確実性の向上を強力にサポートする。

まず、日本国内の顧客を中心に「N-Expect」の提供を行うが、今後、韓国・中国・香港・シンガポールなど、アジアに進出している日系企業に展開していく。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース