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日立GST/中国に新しいHDD生産拠点を設立

2004年06月23日/未分類

日立GSTは、中国広東省深セン市に新たにHDDの生産拠点の設立計画を発表した。

新生産拠点は、最終的には総額で5億ドルに及ぶ投資になり、既存の深セン部品製造拠点と多数の部品製造メーカとの連携により、HDDの最終組立てを行う。

HDDの需要増大に対応するため、第一期で7,000名近くの雇用と35,000平方メートルの建屋を計画しており、2004年10-12月期より着工する予定。

新生産拠点は、2005年10-12月期に3.5型HDDの生産を始め、最終的には、将来のIT市場や情報家電市場の需要動向に柔軟に対応できるように、さまざまな種類のHDD生産を想定しており、最新の製造プロセス技術を導入して、高度な技術で構成されているHDDを製造する。

ビジネス・デベロップメント&ストラテジ担当ヴァイスプレジデントであるDirkThomas(ダーク・トーマス)が新生産拠点のジェネラルマネージャーに就任する。

なお、同氏は新たに設けられた中国地域のプレジデントとして、中国での生産を含む中国地域の事業を統括し、また、上海、深センと台湾の顧客サービス・サポートセンタと整合を図る。

日立GSTは、すでに深セン市に2つの生産拠点を有し、約4,500名の人員でHDDの基幹部品である磁気ヘッドと円板を生産し、深セン市には、極めて優秀な労働力に加えて多数の精密部品メーカが集結しており、こういったHDD生産のための必要不可欠の要素が揃っていることが新拠点の強みとなる。

深センの新生産拠点設立は、日立GSTのグローバルな競争力、サプライチェーンの効率化と基幹部品の開発・生産からHDDの最終組立てまで行う、垂直統合形のビジネスモデルを強化することになる。

世界規模の物流拠点となる香港に近接する深セン市は、世界中の顧客へのサービス提供のための理想的な拠点。

今回のHDD生産拠点の新設や基幹部品生産能力強化の背景として、HDD市場が今後も2桁の成長を予測されていることがあげられ、HDD採用の急拡大が期待されている市場は、情報家電市場。

日立GSTは、2.5型と1型HDDの出荷で市場をリードしており、また、3月に発表した400ギガ(ギガは10億)バイト3.5型HDD「Deskstar7K400」はHDDレコーダーなど情報家電に採用されている。

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