（株）壱番屋は、平成16年5月期決算短信で、下期より（株）トーカンへの商流・物流一括委託を開始するなどの、トータルコストの低減を図ったものの、仕入れ価格の上昇等により、経常利益の向上につながらなかった。しかし、次期見通しで、トーカンへの商流・物流一括委託によるコスト削減効果を本格的に発揮する。
なお、全国仕入・物流体制は、仕入・物流体制の抜本的見直しによる業務の合理化を図るため、トーカンをパートナーとした、新全国仕入・物流体制をスタートしたもの。
従来、壱番屋で行なってきた仕入・物流業務を、一括してトーカンに委託することにより業務の重複を廃し、お互いの業務改善を図ることでローコストオペレーションを徹底し、トータルコストの抑制を目指す。
取組み内容は、食材・資材の仕入窓口をトーカンへ一元化するとともに、メーカーへの発注・仕入業務を委託することで、業務の省力化、効率化を目指す。
さらに、壱番屋チェーン店の国内全店舗への配送業務をトーカンへ一括委託することで在庫削減、物流コストダウンを目指す。
また、需要予測に基づいた生産計画と食材・資材調達を行なうことで、在庫削減と生産効率の向上を目指す。
