日本オラクル(株)は、東洋紡績(株)が、グループ約60社を対象とした新しいグループ標準会計システムに、日本オラクルの「OracleE-BusinessSuite11i」を採用したことを発表した。
東洋紡は従来、グループ会社で個別の会計システムを導入していたが、連結決算早期化と管理連結充実を目的として、グループ会社統合の基盤となる会計システムの再構築を決定した。
新しいグループ標準会計システム構築に、「Oracle E-Business Suite11i」を採用し、連結各社ごとに分散された会計データの一元管理に優れ、各社のビジネスの状態について容易に分析・可視化できる点を高く評価し、「OracleE-BusinessSuite」に決定した。
システム提案と開発は東洋紡情報子会社の(株)東洋紡システムクリエートが担当し、コンサルティングは、ベリングポイント(株)が担当した。
東洋紡では今後、2005年度の決算発表時をターゲットに、本社および連結対象の子会社へのシステム導入を段階的に進めていき、新しい会計システムの導入により、連結決算処理の早期化とASP方式によるグループ・トータルITコストの削減を目指す。