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三協精機製作所/伊那事業所新工場建設

2004年08月08日/未分類

(株)三協精機製作所は、伊那事業所(長野県伊那市)に新工場(第3工場)を建設する。

伊那事業所は、パソコンやテレビ等の薄型ディスプレイの生産に使われる液晶用ガラス基板の搬送用ロボットを生産している。

液晶テレビの大型化と更なる生産の効率化のためガラス基板が大型化するのに対応し、液晶用ガラス基板搬送用ロボットは、大型化が要求され、次世代は第8世代と呼ばれるサイズ(2200×2400mm)に対応したロボットになる。

世界に先駆け次世代の液晶ガラス基板搬送用ロボットを生産するため新たな工場を建設し、液晶ガラス基板搬送用ロボットの分野で断トツのトップメーカーの地位をさらに強固なものにする。

伊那事業所は、昨年夏は月産100台であったロボット生産量が現在では月産300台まで増加しており、液晶テレビの市場が拡大していることに加え、ロボットの大型化という市場ニーズに対し、高い技術力が評価されたことによる。

新工場の用途は液晶ガラス基板搬送用ロボット生産の急激な増産と次世代ロボットの生産に対応する為、有効高さ7mの工場を建設する。

伊那事業所は、液晶ガラス基板搬送用ロボットを月産250台、半導体用・組立用ロボットを月産50台生産しており、全体で月産300台の生産量であるが、新工場建設後は月産400台(液晶用350台、半導体用・組立用50台)の体制に高める。

また、今下期には半導体ロボットの増産、真空ロボットの出荷が計画されており、当面は全体で月産500台(液晶用350台~400台、半導体用・組立用100台~150台)の体制を目指す。

新工場の概要
建設地:長野県伊那市上の原6100
新工場の面積:約1,000坪
投資総額:約5億円
設備:工場内に生産用スペースとは別に150坪のクリーンルームを作り、次世代液晶ロボット開発研究用に使用する。
その他:大型ロボット出荷用に大型トラック専用駐車場を併設する。

建設時期:
2004年8月着工
2004年10月竣工予定
2004年11月操業開始予定

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