フォスター電機（株） は8月20日、台湾高雄市所在の子会社フォスター台湾について、10月20日を目途に生産を中止するとともに、経営規模縮小を実施する。
当該子会社・工場は、主として同社と当該会社が製造販売する各種スピーカ、スピーカシステムと同関連部品の製造ならびに販売を行ってきた。
しかし、近年の台湾経済における産業の高度化と取扱製品の市場売価低落を背景にして、OEM当該製品の域内製造における採算性の悪化とコスト競争力の低下が重なり、ここ数年当工場の生産縮小を漸次実施し、生産性向上・コスト削減等に注力した。
今後当該会社好転の見込みがないため、これ以上の生産継続は困難と判断され、同社グループ全体の構造改革と国内外生産・販売拠点の再編成の一環として、当該会社における生産中止と業容・人員規模縮小を行う。
なお、生産中止に至る事業は他の海外子会社への移行を進め、また当該会社における販売・購買・設計開発等の機能は生産中止後も同じ「フォスター台湾」として存続する。
