JSR(株)は、情報電子材料を中心とする最先端材料の研究開発強化を目的に、四日市地区研究所に新クリーンルーム棟を建設する。
2005年12月に完成の予定で、評価設備等を加えた総投資額は約35億円。
同社は中期経営計画(JSRevolutionⅡ)で、2004-2006年度の3年間をこれまで確立した事業基盤を生かしたさらなる拡大期間と位置づけ、2006年度には情報電子材料を中心とする多角化事業の売上高を1700億円以上に拡大し、売上高構成比を5割まで引き上げる目標を掲げている。
半導体デバイスの微細化、ディスプレイ基板サイズの大型化の進展に対応するため研究機器の新鋭化および大型化が必要とされており、よりクリーン度が高く、大型の施設の重要度が高まっている。
新クリーンルーム棟は、将来の技術開発に備えて、現行の最先端デバイスの製造ラインに匹敵するClass10以下のクリーン度にも対応可能。
新クリーンルーム棟の概要
建設場所:四日市地区研究所
建屋:鉄筋コンクリート5階建て
延床面積約4400m2