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双日/NTTドコモ関西と「FOMA」で産業廃棄物追跡・管理システム開発

2004年09月02日/未分類

双日(株)は、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西の協力を受け、第3世代携帯電話「FOMA」を活用した、産業廃棄物追跡・管理システムを開発した。

双日がサービスを展開しているマニフェスト管理システム「ビーナスシステム」と「FOMA」との連携により、煩雑なマニフェスト管理業務を電子化して業務の効率化を図るとともに、産業廃棄物の処理過程を確実に追跡する。

携帯電話端末の活用により、導入企業は専用の機器を購入することなく新しい手法で廃棄物管理を始められるだけでなく、作業負担を軽減することができる。まず、大手住宅メーカーで新システムを導入し、関東圏での運用を開始する。

双日は、産業廃棄物処理の管理体制を強化している住宅メーカーやゼネコンなどの建設業界向けを中心に、ASPでサービスを展開し、3年後に、年間売上1億円を目指す。

建設系産業廃棄物の受け渡し現場では、従来、排出事業者の担当者が立ち会って、紙のマニフェストを発行していた。新しいシステムでは、「FOMA」の特長である、高速大容量ネットワークを生かして、マニフェスト発行に必要なデータをiモードを使ってインターネット上でやりとりする。

まず、収集運搬業者は、産業廃棄物を引き取る際に、「FOMA」の携帯カメラで現場を撮影、「ビーナスシステム」専用のiアプリに接続して、廃棄物の種類や数量などの必要事項を入力する。

登録されたデータは排出事業者に自動的に届く仕組みになっており、あらかじめパスワードを付与されたマニフェスト発行権限者が、画像とデータを確認して承認し、電子マニフェストを交付する。

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