（株）ニチレイは、成長著しい中国国内市場でレトルト食品及び業務用冷凍食品の販売する新会社を設立、11月上旬に事業を開始する。
ニチレイグループ会社の上海日冷有限公司で、家庭用冷凍食品を年間2億円販売しているが、中国法規制では自社製品以外の仕入販売ができないため、レトルト食品及び業務用冷凍食品の販売会社を8月13日に設立（営業許可証交付日）し、事業開始に向けて準備を進めている。
当初は需要が顕在化している家庭用スープ市場に向けて、家庭用中華系レトルトスープを導入し、一方、市場が未成熟である業務用冷凍食品にも参入する形での事業展開を計画している。
将来的には業務用レトルト食品での参入も計画しており、新会社の売上としてはレトルト食品と業務用冷凍食品合計で、2007年度には9億円（増値税抜き）を目指す。
新会社の概要
会社名：日冷食品貿易（上海）有限公司（仮称）
本店所在地：上海市浦東新区外高橋保税区
資本金：500千米ドル
出資比率：（株）ニチレイ100％
代表者：横川正（董事長）
従業員数：6名
事業目的：レトルト食品及び業務用冷凍食品の販売、中国国内での「NICHIREI（日冷食品）」ブランドの育成・管理
事業開始時期：平成16年11月上旬予定（設立は平成16年8月13日）
