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ニチレイ、日立H&L/「冷凍品質プロジェクト」発足

2004年10月13日/未分類

(株)ニチレイと日立ホーム&ライフソリューション(株)(以下日立H&L)は、「冷凍」に関する研究会を「冷凍品質プロジェクト」として発足し、冷凍食品や冷蔵庫の冷凍機能に関する情報やニーズの収集・分析を共同で行うとともに、その研究内容を生活者に発信していく。

近年、「食」を取り巻く環境は急激に変化しており、「食」に関する情報提供は、大変重要になってきており、「冷凍」食品分野は、食材の鮮度・品質が損なわれず安心イメージも高いことから、生活者の利用度が高まりつづけている。

しかし、一般的には生活者の冷凍食品に対する不正確な認識や、冷蔵庫の冷凍機能の活用不足が見られる。

これは、家庭用の冷凍食品の歴史が30~40年ということで浅く、冷凍の情報の整備が不足していることや、今まで生活者に適切な情報発信がされなかったことが原因と考えられる。

こうした問題意識から、冷凍食品メーカーとしてトップ企業であるニチレイと、冷凍にこだわった冷蔵庫「プロフリーザ!」を発売している日立H&Lが、さらなるこだわりを見せ、「冷凍」に特化した情報を中心に「冷凍」の研究会を発足し、定期的に開催してきた。

異業種同士の立場で調査、意見交換などを行うことで、各々一社では不可能であった幅広い研究を実現しようとするもの。

今回の発足経緯として、まず2002年の11月にニチレイと(株)日立製作所の共同で設立した「(株)日立フーズ&ロジスティクスシステムズ」における、両社の連継強化があげられる。

加えて、ニチレイは冷凍食品に関する正しい知識の普及、日立H&Lは冷蔵庫の冷凍機能に関する利用知識の浸透という課題があり、両社の冷凍情報普及に対する課題が一致したことが、発足の決め手となった。

研究会で得た情報は、マスコミ向け説明会や広告、ホームページでのPRなどを通じ、生活者に伝える機会を設けていく計画。

これにより、食生活の中で「冷凍」の理解をさらに深め、生活者がより豊かな食生活を送ることができるように活動を進めてまいります。目指す位置づけとしては、「冷凍」に関する総合的な情報拠点に育てていく考え。

将来的には、研究会による成果を情報発信だけでなく、両社の製品開発やサービスにも活かしていきたいと考えている。

研究会のスタッフは、両社の商品企画担当者を中心に合計で10名程度。研究会は2004年8月から活動を開始しており、今後は、生活者調査を中心に、現状の冷凍活用状況の確認や冷凍の活用法・保存方法の研究など、より生活者に有益な情報としてまとめ、発信していく。

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